マンションに比べると戸建て住宅はリフォームの自由度が高くなっています。ですが建築基準法や町の条例による規制については、注意が必要になってきます。増築の場合は面積や道路からの位置、外観などを制限される場合があります。プランを立てる前は杉並区の建築関係の窓口で、確認をしてください。
また間取り変更の自由度を左右するのが、建物の工法による構造です。家を壁で支えるような構造の場合では、大きな間取りの変更ができないこともあります。法律による制限には次のようなものがあります。敷地面積に対して立てられる面積の割合を決めた、建蔽率と容積率。
敷地前の道路、北側隣地境界線からの角度や距離で高さや屋根、建物の形を制限する斜線制限。ほかにも前の道路の幅によっては、敷地内でも増築ができない場所があったり、消防法や杉並区の条例などの規制もあります。いずれも地域によって違い、リフォームであっても適用されることになっています。家をリフォームするときには、あらかじめ杉並区役所にこれらの規制があるかどうか確認を行ってください。
リフォームを行う前に外部のコンクリート基礎部分にひびが入っていたり、外壁との間に隙間があったり、外部の通気口内にゴミがたまっていたり、建具や柱、床ががたついていたり、通気が悪く結露がひどくなっている場合は耐震診断を受けておいたほうが無難です。必要に応じて補修を行ってください。耐震診断や耐震補強には公共団体の助成制度もありますので、活用してください。